Last updated on 2019年3月27日
食事をしている時にピリッと痛みを感じて口の中を確認すると口内炎ができていたという経験をしたことがある方も多いでしょう。口内炎にはさまざまな原因があるため、自分でも気付かないうちにできてしまっていることも珍しくありません。食事をするのもつらい口内炎は早く治せるに越したことありません。そこで、この記事では口内炎の原因や治療方法、予防法について解説していきます。
口内炎の原因
口内炎の原因は大きく分けて3つあります。
1つ目は口の中の粘膜を噛んでしまったり、熱い食べ物を食べて火傷してしまったりなど傷が原因で起こる口内炎です。傷を負った部分だけ白い口内炎ができるという特徴があります。
2つ目は過度なストレスを感じた時やビタミン不足など栄養の偏りが原因で起こる口内炎です。口の中に小さな潰瘍が何個もできてしまうという特徴があります。
3つ目はウイルス感染が原因で起こる口内炎です。免疫力の弱い子供や高齢者に多いという特徴があります。
口内炎の治療法
口内炎の治療では口腔内軟膏が用いられます。
口腔内軟膏とは口の中に用いる軟膏ですが、唾液によって流されやすいため、口の中を清潔にして食後や就寝前に塗っていきます。
これに加えてビタミンB、C製剤が内服で用いられることが多いです。また、炎症を抑えるトラネキサム酸が用いられることもあります。炎症がひどい場合には抗生剤が用いられる場合もあります。
口内炎の予防法
気付かぬうちにできてしまう口内炎ですが、予防することは十分可能です。
まずは、口の中を清潔に保つことです。食事をしたら必ず歯磨きをしましょう。
また、偏った食生活を送っている方は食生活を見直しましょう。バランスのよい食事を心がけて緑黄色野菜をたっぷりと摂取すると良いでしょう。ビタミンB、Cが豊富に含まれている食品を摂取することを心がけて下さい。ビタミンが不足しがちな食生活を送っている方はサプリメントによってビタミンを補給するという手段もあります。
口内炎にとってストレスは天敵です。なるべくストレスを避けるような生活を送りましょう。仕事がストレスになっている場合には仕事を辞めるわけにはいかないので、休日には心身の疲れをしっかりと取ることを心がけて下さい。特に睡眠をしっかりととって疲れを溜めないようにしましょう。
さらに、アルコールや喫煙、香辛料などの刺激物も口内炎の原因となります。これらを控えることで口内炎を予防することは可能になります。