Last updated on 2019年3月28日
季節の変わり目や引っ越しなどの環境の変化によって鼻水、鼻づまりの症状に悩まされたことがある方も多いのではないでしょうか?これらは急性鼻炎の可能性が高いです。急性鼻炎は対症療法によって比較的早期に症状は改善されますが、1年のうちに何度も急性鼻炎になってしまうとにおいはわからず、食事も楽しめないため生活の質が下がってしまいます。そこで今回は急性鼻炎の原因、症状、治療方法について解説していきます。
急性鼻炎の原因
急性鼻炎の原因はウイルスや細菌、ホコリ、化学物質です。これらによって鼻の粘膜に炎症が起きてしまいます。
鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が現われます。そのため、インフルエンザ感染や感冒時には急性鼻炎の症状が主症状として現われるといえます。
急性鼻炎の症状
主な症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみです。鼻の粘膜が炎症を起こしてしまっているので、呼吸が苦しくなってしまいます。そのため、これらの症状に付随してさまざまな症状が現われることがあります。
鼻づまりを原因に頭痛や発熱、全身のダルさなどの症状が現われることもあります。
また、炎症が鼻の粘膜だけでなく、副鼻腔や中耳にまで広がってしまうと副鼻腔炎や中耳炎を併発してしまうことがあるので、そうなる前に治療していくことが重要です。
急性鼻炎の治療方法
急性鼻炎の治療方法は原因によって変わります。
ウイルス感染が原因と考えられる場合には、鼻の炎症を抑える薬が処方されます。ウイルスを殺すことはせずに、炎症に対しての治療を行います。
細菌感染が原因と考えられる場合には、抗生剤を用いて治療を行います。鼻水の色などから医師が細菌感染かどうかを判断していきます。
どちらの場合でもネブライザー治療が行われることが多いです。ネブライザーとは喉や鼻の炎症を抑える薬を細かい霧状にして放出する医療機器です。
薬を霧状にして吸入することで喉や鼻、気管の奥にまで薬を送り込むことができるので、効果的に症状を改善することができるのです。
また、鼻水や鼻づまりに対して内服薬が処方されることもあります。医師の考え方によって処方される薬は変わってきます。
しかし、急性鼻炎を早期に治すのはどの医師も共通の考え方です急性鼻炎を繰り返しているうちに慢性鼻炎になってしまうこともあります。
そうなると、中耳炎や副鼻腔炎にもなりやすくなってしまうのです。鼻水や鼻づまりの時には、我慢せずに早めに耳鼻科を受診しましょう。