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生活習慣病(内科領域)

Last updated on 2019年3月27日

生活習慣病という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、どのような疾患を指すのでしょうか?生活習慣病は「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことを指すため、1つに疾患を指しているわけではありません。例えば、がん、糖尿病、肥満、アルコール性肝疾患などが生活習慣病にあたります。そこで、今回は生活習慣病に原因や治療方法、予防方法について解説していきます。

生活習慣病の原因

生活習慣病の原因はその名の通り、生活習慣にあります。
偏った食生活によって起こる栄養不足、カロリーの摂り過ぎや運動不足、飲酒、喫煙を原因として発症します。
また、発症してしまうまで自覚症状がないことが多いので検査値の異常に早期に気付いて対策していくことが重要です。つまりは、日頃の生活習慣を見直して定期的な健康診断で生活習慣を振り返っていくことが必要です。

生活習慣病の治療方法

生活習慣病になってしまった場合には医療機関で処方される薬を飲みながら治療していくことが多いです。
まずは、医療機関を受診時に医師と共に今の生活習慣を振り返っていきます。塩分の摂り過ぎやカロリー摂り過ぎなど食生活や運動不足に対して医師からの指導がなされます。その指導通りに食事療法、運動療法を行っていきますが、これで検査値の異常が改善されることは稀です。
そこで次のステップとして薬物治療が開始されます。薬物治療が始まっても、食事療法、運動療法は並行して行っていく必要があります。定期的に検査値を確認しながら医師が薬物の種類や量をコントロールしていきます。この時点でも自覚症状がないことが多いので、薬を飲み忘れてしまう患者さんが多いです。そのため、治療がうまく進まないことが多いので、処方された薬は医師の指示通りしっかりと服用しましょう。

生活習慣病の予防方法

生活習慣病で最も重要なのは、予防です。治療方法としても食事療法や運動療法は行われるので、生活習慣病になる前に生活習慣を見直して予防をしていく心構えが重要なのです。
予防には大きく分けて3つあります。
ますは食事です。主食、主菜、副菜を組み合わせて栄養バランスが偏らないようにしましょう。
次に運動です。1日60分程度の運動をしましょう。バランスの良い食事、運動を取り入れることで適正体重をキープしていくことが重要です。
最後に飲酒、喫煙です。アルコールを過剰に摂取することは避けましょう。飲酒の習慣がある方は、休肝日を定めたり、1回の飲酒量をコントロールしていきましょう。喫煙に関しては禁煙するのが一番良いでしょう。どうしても禁煙できないという方は禁煙外来を利用するという方法もあります。