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蕁麻疹(皮膚科領域)

Last updated on 2018年10月18日

蕁麻疹は激しいかゆみと、皮膚が赤く腫れあがる症状が伴います。
症状は一過性であり、数時間くらいで消失する特徴があります。

数分ないし数時間、長くとも数週間で消失する急性蕁麻疹と、4週間以上持続あるいは再発を繰り返す慢性蕁麻疹に大別されます。

5人に1人が一生に一度は経験すると言われており、かかる頻度の高い病気です。

蕁麻疹の症状

蚊に刺されたときのように皮膚の一部に症状が限局することもあれば、大きさの異なる赤みを伴った皮膚の盛り上がりが全身に及ぶものまで症状は様々です。
かゆみの感覚は、焼けるような熱さを伴うことや、チクチクとした感覚であったりする場合もありますが、一方で全く何も感じないこともあります。

通常、24時間以内には痕(あと)を残さずに治ります。
蕁麻疹が現れて数日間は、体の同一部位もしくは違う場所に新しい発疹が続くことがあり、慢性化する場合もあります。

蕁麻疹の原因

蕁麻疹の原因は、食べ物、薬、植物、ほこり、精神的なストレス、日光、圧迫摩擦などの物理的な刺激、ウイルスや細菌による感染症など様々あります。
食べ物や薬が原因となる場合はアレルギー性の場合が多く、再び原因となる食べ物や薬を摂取した場合、繰り返し症状が現れます。
また、全身性エリテマトーデスやシェーグレン症候群などの自己免疫疾患により、蕁麻疹が現れることもあります。

なお、慢性蕁麻疹の原因は約80%が不明といわれています。

蕁麻疹の治療

蕁麻疹の原因や誘因が特定できている場合には、それを避ける必要があります。
しかしながら原因不明であることも多く、治療は薬物療法が中心になります。
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が、代表的な治療法です。
患者さまの症状が出なくなるまで内服を続けていただき、蕁麻疹が自然に治るのを待ちます。

抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬には種類があり、人によって合う薬、合わない薬があります。
そのため、患者さまの状態によって薬剤を追加や調節を行い、適切な薬を選択する必要があります。

また抗ヒスタミン薬の中には眠気を催す種類もありますが、新宿駅前クリニックでは眠くならない薬の処方も可能です。
お気軽にご相談下さい。

日常生活での注意

患者さまによって原因が異なりますが、原因がわかっている場合には、それらの物質を避けたり除去したりしましょう。
原因が不明な場合には、正しい内服が必要です。
この際、アルコールの飲みすぎ、香辛料の摂取などは皮膚の血行をよくし、かゆみが強くなるため控えたほうが良いでしょう。

また、疲労やストレスなどから症状が悪化することも少なくありません。

新宿駅前クリニックは働く方の強い味方です。
駅から近く、夜19時まで予約不要で診察しています。辛い症状を我慢せず、お早めにご相談下さい。