広島県安芸郡では、障がいを持つ方々が自立した生活を目指し、就労継続支援B型事業所の取り組みが進められています。安芸郡にある就労継続支援B型では、障害を持つ方それぞれが持つ能力や自己実現などのニーズに応じた作業やトレーニングが行われています。たとえば、自動車産業などの産業が盛んな同地の特色を活かし、地域社会と連携して多様な職業体験を支援しているのも事実です。今回は、安芸郡で障がい者雇用を後押ししている就労継続支援B型事業所の役割について解説しましょう。
広島県安芸郡の就労継続支援B型事業所における役割とは?
広島県安芸郡の就労継続支援B型事業所における役割は、事業所内での下請・内職作業を通じてサポートを受けながら仕事や日中活動を行うことを役割にしています。ここから本格的な賃金が発生する就労継続支援A型に移行するための支援を行うということも安芸郡の就労継続支援B型事業所の役割でもあります。また、障がいのある方々でも利用しやすいように送迎を行ったり、手すりやバリアフリー化、さらにスロープ、車いす使用者用の駐車施設などを設置しています。
就労継続支援B型事業所の目的は?
就労継続支援B型事業所は一般企業への就労が難しい、あるいは現状難しい状況にある障がい者の方を対象にしていることです。目的としては職業訓練を通じて就労するためのステップアップの場所を提供したり、作業によって報酬を得る喜びを提供したりすることを目標にしているのが特徴です。実際作業に対しては工賃という形で報酬が得られます。得られる工賃は、月1~2万円ではありますが、報酬を得るという実感は、モチベーションになります。
就労継続支援B型と就労移行支援との違いは?
就労継続支援B型と就労移行支援との違いは、基本的に賃金が発生しないことです。あくまで一般企業へ就職するための作業を行うことであり、期限を設けて復帰するためのトレーニングが中心となります。