Last updated on 2024年9月11日
広島には竹原市竹原地区伝統的建造物群保存地区、廿日市市宮島町伝統的建造物群保存地区など様々な伝統建築群があります。これらの保存などで活躍しているのが左官工事の技術です。さらに左官工事は、古くから伝わる伝統技術と最新の現代技術が見事に融合しています。美しい壁面や独特の風合いを生み出すこの技術は、地域の風景に深く根ざしており、歴史的な建物から最新の住宅まで幅広く採用されています。広島の左官職人たちは、長年の経験と研鑽を積み重ね、常に進化を続けています。そこで今回は広島における左官工事の魅力とその技術について詳しくご紹介します。
広島の左官工事を紹介!
左官工事のメインは漆喰塗です。広島では左官工事で漆喰塗を様々な施工を行っています。さらに漆喰といっても国内外で様々な配合が見られ、広島でもその風土を活かしつつ、国内外の技術を導入し、現在の施工を行っているのが特徴です。もちろん古民家の再生工事だけでなく住宅の内装工事でも広島の左官工事を行っています。おしゃれな壁面として施工するシーンも多く、新築住宅のワンポイントでもあります。また、左官工事も漆喰だけにこだわらず、広島では外構工事を施工するのにコンクリート仕上げなどでも活躍している点は注目といえるでしょう。
左官工事を学ぶ新人
左官工事を学ぶ新人は今も全国で多く頑張っています。トライアンドエラーを繰り返しながら設計図のない左官工事の伝統工法を感覚で学んでいるのです。どんな名うての左官工事職人も、この新人時代を経験していない人はいません。将来のベテラン職人は今も日本のどこかで技術習得に励んでいるのです。
左官工事では竹を編むことも行う
左官工事といえば漆喰をもくもくと塗っていくイメージがあります。しかし、実際は下地となる部分を組んでから行う必要があるのです。この下地部分は竹を編んだもので、小舞(コマイ)と呼んでいます。実はこの技術も各左官工事業者によって独自の技術があり、重要な企業秘密として扱われているのです。