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未来を切り拓く技術! 兵庫の金属加工企業の挑戦とはどんなものなのか?

Last updated on 2024年6月20日

兵庫県は金属加工が盛んな地域ではあるものの国内外の競争に対抗できず、不振にあえぐ企業も少なくありません。このような中、兵庫県内には金属加工企業が様々な挑戦を行っています。今回はその挑戦について解説しましょう。

不振から挑戦し続けた兵庫の金属加工企業

国内外の競争や獲得できてもわりに合わない仕事という状態が続いた兵庫県の金属加工企業がありました。下請けだけでなく、さらに仕事がしにくい孫請けの仕事まで受ける状態で、苦しい時期だったようです。このような金属加工業が挑戦したことは、QCD(Quality=品質、Cost=費用、Delivery=納期)を意識した仕事をすることです。企業内の業務を点検すると、納期を全く気にしていない部署があったようです。この部署を改善する挑戦として、誰がいつ何をするのか、作業工程はどこまで進んでいるのかといったことを徹底して行いました。さらに新技術の獲得にも取り組んだそうです。もともと鉄中心だった自社の金属加工だけでなくステンレス加工の技術導入を行い業務内容を広げました。これによって業績を改善し、兵庫県の金属加工会社の挑戦は成功したのです。

新しい金属加工!3Dプリンターによる加工とは?

3Dプリンターと言えば樹脂をイメージする方も多くいますが、実は溶かした金属を積層、凝固させる金属加工も可能です。また、金属粉末をレーザーや電子ビームによって固めていく種類の3Dプリンターもあります。このようにいくつかの種類が導入されているものの、強度などでも問題も抱えており、今後の発展が期待されています。

金属の性質を変える金属加工

金属加工は叩いたり、削ったりといった加工だけでなく表面などを変化させる加工もあります。主に熱処理と表面処理が挙げられます。まず、熱処理は焼き入れ焼き戻し、浸炭焼き入れ、焼きなまし、焼きならしがあります。一方表面処理はめっきを中心にショットピーニング、窒化処理、溶射、アルマイトなどが代表的です。これらの技術も重要な金属加工技術です。