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上田市の建築観光ガイド!見どころとおすすめスポットを紹介!

Last updated on 2024年8月15日

上田市は真田氏が拠点として発展した城下町です。現在は長野県の東部エリアの中心地として栄えているこの町は歴史的な建築が少なくありません。そこで今回は、上田市で訪れるべき建築スポットを厳選し、その魅力を余すところなく紹介します。上田市の建築巡りを楽しむための参考にしましょう。

上田市の歴史的な建築物を紹介

上田市にある歴史的な建築物として有名なのが別所温泉にある安楽寺八角三重塔です。日本で唯一の木造八角塔で、実は長野県内において初めて国宝に指定された建築物でもあります。ユニークな形状は全国的にも珍しく建築観光の目玉となるでしょう。次に上田市の下之郷にある旧宣教師館はカナダのメソジスト派の婦人宣教師が住宅として住んだ建築物です。明治時代の建物で、今も優雅さをたたえています。手塚にある中禅寺は独鈷山のふもとにあるお寺です。実は中部地方で最古の木造建築物であり、国の重要文化財に指定されている建築物です。平泉の中尊寺と同年代の建物とされています。真田氏とゆかりが深いのは、生島足島神社の諏訪社本殿です。真田幸村の兄である真田信之が建てた建築物であり、何度か塗り替えは行われたもののかつての造りを今に伝える建築物です。このように上田市には多くの優れた建築物が点在しています。

時代ごとに異なる薬師堂の建築

先ほど紹介した薬師堂は鎌倉初期の建物とされています。ただ、それが分かるのはお堂の建築様式です。時代が新しくなるほど薬師如来の配置が変わっていく特徴があり、例えば堂の後ろの壁の方へ仏の座が下げられていきます。つまり、中部地方最古の木造建築のレベルとなると、かなり上に座があることが分かるのです。

歴史的建築物は移築されることも多い

歴史的建築物は、その半数近くが現在の市街地にもともとあったものです。しかし、区画整理や都市開発によって歴史的建築物が開発の妨げになってしまうことも少なくありません。このような事情から移築保存という手法が取られ、郊外の公園や適切な場所に移築し、周囲を整備して保存する手法が取られます。